第24回 公開シンポジウム
2024年12月12日
第24回 日本分類学会連合 公開シンポジウム
自然の記録を未来へ、生物標本の採集・作製・保管の多様性
日時 : | 2025年1月11日(土)13:30〜16:10 | |
会場 : | オンライン開催(事前申込制) | |
対象 : | 一般の方(中学生以上)および研究者,大学生・大学院生 | |
定員 : | 300名 ※先着順 1月8日(水)締切 | |
参加費: | 無料 | |
主催: | 日本分類学会連合 |
本シンポジウムはおもに一般の方を対象とした公開シンポジウムです.研究者のみなさまにかぎらず,生物や科学にご興味のある方ならどなたでもご参加いただけます.ご参加にあたっては,以下の点にご注意ください.
1)シンポジウムへの参加には事前申込が必要です.
参加をご希望の方は,事前に下記URLより参加登録をお願いいたします.
参加申込用URL: https://forms.gle/mhtA7vschBkV5PNu8
2)本シンポジウムは「Zoom」を使用して行われます.事前に必要な環境をご確認ください.
3)ご不明な点はメールにてujssbsympo@gmail.comまでお問い合わせください.
趣旨
生物標本は自然の記録媒体としてその生物がいつ・どこで・どのように生きていたのかといった動かぬ証拠を与えてくれます。展示室や標本室に整然と並んだ標本は静的な存在ですが、その背景には採集から標本作製、保管に至るまで生物群ごとに実に多様な行程が存在しており、それぞれの生物がもつ性質に合わせた標本作製を行うことで分類学の研究資料としての価値が一段と高まります。本シンポジウムでは動物、植物,菌類,藻類の各分類群の研究者に標本の採集(フィールドワーク)から作製、保管までの一連の実践的な過程を紹介していただくことで、分類研究の基礎となる標本について、生物群によって異なる採集や標本作製、保管の方法について理解を深めたいと思います。
プログラム
13:30〜13:40 |
開会あいさつ・趣旨説明 |
13:40〜14:00 |
維管束植物の採集・標本作製・保管と活用まで 高野温子:兵庫県立人と自然の博物館 |
14:00〜14:20 |
微細藻類の標本・資料の多様性と博物館活動 辻 彰洋:国立科学博物館 植物研究部 |
14:20〜14:40 |
多様なきのこ類の採集法と標本作成・保管の実際 折原貴道:神奈川県立生命の星・地球博物館 |
14:40〜14:45 |
休憩
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14:45〜15:05 |
手間はかかるが愛おしい蛾類の標本とその作製法 屋宜禎央:九州大学農学研究院 資源生物科学部門 |
15:05〜15:25 |
爬虫類・両生類の分類群による採集方法の違いと標本作成のコツ 吉川夏彦:国立科学博物館 動物研究部 |
15:25〜15:45 |
寄生生物の調査と保管:分類群が異なる宿主標本との紐づけ 高野剛史:公益財団法人 目黒寄生虫館 |
15:45〜16:05 |
総合討論
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16:05〜16:10 |
閉会あいさつ |
※ 講演タイトル・プログラム順は仮のものです.最終版はウェブサイトに掲示される講演要旨集をご確認ください.