日本分類学会連合 共催・後援シンポジウム
2004年8月26日〜29日
横浜国立大学 教育文化ホール,横浜市保土ヶ谷区常盤台79-1
外来種の侵入は,いったん野生化して増加し始めると完全に駆除するのは難しく,後戻りのできない現象である.現在の侵入が,今後の数十年,数百年先の自然のあり方を決める.野生生物を絶滅させたり,健康被害や経済被害をもたらす例も多いが,一見、顕著な影響が無いように見える場合も,群集の中に外来種が蓄積してゆくことにより、群集の変質が予想される.
侵入の事前予測のためには基礎的な生態学の進歩が不可欠であり,駆除においては実現可能性の評価と経済的に成り立つ方法の研究が必要である.また社会的なメカニズム(検疫,法律,損害賠償,認証,教育など)の適切な組み合わせ方についての研究も必要である.
1.主催
横浜国立大学 21世紀COEプログラム 「生物・生態環境リスクマネジメント」
生物多様性JAPAN (NGO, IUCNメンバー)
2.共催・後援
WWFジャパン,IUCN/ISSG,GISP,日本生態学会,日本野鳥の会(予定),環境省(予定),日本分類学会連合ほか
3.公式言語 英語.ポスターセッションはアマチュア研究者に限り表題,要約などが英語であれば日本語も可.
4.プログラム
8月26日(木) エクスカーション(鎌倉・江ノ島)
8月27日(金) 「駆除と管理」,「外来種データベースの現状と将来」,懇親会
8月28日(土) 「侵入と群集の予測」,「法律と社会システム」
8月29日(日) 「水生生態系での侵入・分布拡大とリスク評価」,市民向け講演会(日本語)
5.参加費 一般:7,500円、学生:5,000円、
懇親会費:5,000円
6.申込方法
当日まで受付け可。詳細は HP(http://vege1.kan.ynu.ac.jp/isp/)をご覧下さい。
7.連絡先
小池文人,横浜国立大学 大学院環境情報研究院,koikef@ynu.ac.jp,電話045-339-4356