日本分類学会連合 共催・後援シンポジウム
International Symposium on Asian Plant Diversity and Systematics
東アジアの植物相は,世界の温帯地域に比べて非常に多くの種からなり,また東南アジアの植物相はもっとも種多様性が高いといえる.そのため,アジアの植物多様性は進化,生物地理,生物多様性情報,系統,分類などの諸研究にとって格好の対象である.本シンポジウムは,アジアの植物多様性と分類の諸問題に関する研究について交流する絶好の機会となるであろう.特に,先端的な研究のアプローチや手法を用いた研究の現状について討議する.本シンポジウムでは基調講演,シンポジウム(招待講演者による一般シンポジウム5件と公開シンポジウム1件の計6件),ポスター発表を予定している.本シンポジウムは国際植物分類学会(IAPT)などと共催して世界の植物分類学の振興をはかる国際シンポジウムで,今回は日本で開催される.
会期 2004(平成16)年7月29(木)〜8月1日(日)
シンポジウムエキスカーション:8月2日(月)日光
会場 国立歴史民俗博物館(
主催 日本植物分類学会/国際植物分類学会(IAPT)/国立歴史民俗博物館/種生物学会/日本藻類学会
後援 日本分類学会連合
内容 公開シンポジウム「海を渡った華花」=7月29日
ポスター発表=7月29日〜8月1日
基調講演(3題)=7月30日
Sun Ge(孫革;吉林大学):Early angiosperms
and their developmental stages in Northeast China(東北中国の初期被子植物と発生段階)
長谷部光泰(基礎生物学研究所):Molecular
mechanisms of vegetative and reproductive organ evolution in land plants(陸上植物の栄養器官および生殖器官の進化の分子メカニズム)
Tod Stuessy (ウィーン大学,IAPT幹事長):Contrasting patterns of evolution of plants in oceanic islands(大洋島における対照的な植物進化パターン)
シンポジウム(5テーマ)=7月30日〜8月1日
1.系統地理:生物地理への分子的アプローチ
2.アジアの植物多様性と植物相の研究
3.アジアの植物の分子系統
4.生物多様性情報学と植物分類学
5.さまざまな植物群における種
参加費等
参加費は一般1万円(5月17日以降は1万3千円),学生5千円(7千円),懇親会は一般5千円(6千円),学生3千円(4千円),エキスカーションは5千円.
なお,シンポジウムの詳細,参加申込およびポスター発表申込方法はシンポジウムウェブページhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/jsps/iapt2004/をご覧下さい